『スポーツトレーナーやパーソナルトレーナーは稼げない。。。』
という言葉をトレーナーを目指したことある方なら、一度は聞いたことがあるかもしれません。
この言葉は、パーソナルトレーナーが今よりもずっと知られていない20年以上前から言われています。
そして、今も高校、大学、専門学校で生徒が先生方から聞いているそうです。
この言葉によって、生徒たち、若いトレーナーたちの進路がどのくらい変わるかを先生がたは認識しているのでしょうか?
誤解を恐れず言いますが、
『スポーツトレーナーやパーソナルトレーナーは稼げない。。。』
という言葉によって、進路や人生が変わった人がかなりの数います。
その人達の人生の責任って誰が取るのでしょうか?
経験したことが無いことを、さも事実のように話すのは止めませんか?
今は昔よりもずっとパーソナルトレーナーが活躍しやすい時代になっています!
今回は、『スポーツトレーナーやパーソナルトレーナーは稼げない。。。』という言葉についてお話したいと思います!
アドバイスをしている先生は経験していないことも話している!
先ほどお話したように、今も高校、大学、専門学校で先生方が
『スポーツトレーナーやパーソナルトレーナーは稼げない。。。』
とお話をされているそうです。
この話を聞く度に、
『まだそんなことを言っているのか。。。』
と思ってしまいます。
なぜなら、この会話は20年以上前から変わっていないからです。
今は、年商1,000万円を超えるスポーツトレーナーやパーソナルトレーナーはかなり多くなっています。
それなのに、なぜ、このようなフレーズがまことしやかに話されているのか?
謎に思いますよね?
その原因は、先生方が、実際に自分がスポーツトレーナーやパーソナルトレーナーとして活動する、もしくは、フリーランスのトレーナーとして活動していたことかなり少ないということによるものが大きいと考えています。
つまり、経験したことの無いことを、さもそうであるかのように話しているのです。
そのため、現場の人間が聞くと、
『まだそんなことを言っているのか。。。』
ってなってしまうのです。
なぜなら、現実とそのアドバイスのギャップが凄くあるからです。
スポーツトレーナーやパーソナルトレーナーは稼げます!
これは、スポーツトレーナーやパーソナルトレーナーとして、稼いだ経験のある人でないと、言えない言葉です。
それを経験していない人は、未だに『スポーツトレーナーやパーソナルトレーナーは稼げない。。。』と思っているのです。
それがそのまま生徒などのアドバイスになってしまっているのです。
そのアドバイスで人生が変わってしまう人もいる!
これは大げさな話だと思われるかもしれませんが、実際に先生のアドバイスによって、スポーツトレーナーやパーソナルトレーナーになることを諦めた人が結構な数います。
もちろん、
『そんなことを言われても、やる気があったら、やるだろ?』
って意見は分かります。
ですが、自分の学生の時を思い出していただくとわかると思いますが、その当時は、先生が絶対的な存在でした。
先生のアドバイスが、何かを選択する時に影響を与えたことは、1度や2度ではないはずです。
そのくらい、先生のアドバイスというのは、生徒に大きな影響を与えるのです。
それだけ重要なアドバイスを自分が稼いでいるスポーツトレーナーやパーソナルトレーナーを知らないだけなのに、イメージだけで断定して、アドバイスするのってかなり怖いことですよね?
そういう無責任なアドバイスはやめませんか?
先生方を敵に回したいわけではなく、多くの学生・若手トレーナーから話を聞いて、問題点が先生方のアドバイスにもあると確信しているので、こうしてブログに書いているだけです。
それだけ、先生方のアドバイスは、生徒にとって重みのある言葉なのです。
自分自身でも経験しました。。。
この話は、学生・若手トレーナーから聞いただけでなく、自分自身も実際に同じ経験をしました。
高校生の時の進路相談で、体育大学への進学を希望していたのですが、その当時の担任の先生からは止められていました。
その理由は、
『スポーツトレーナーは稼げないから。』
という理由です。
この理由で体育大学への進学を諦めるように、2者面談の際に母親に言ったそうです。
その際に、母が言ったことは、
責任は私が取るので、あの子の好きなようにさせてください!!
と先生と押し問答をして、体育大学へ出願を取り付けました。
あの時、母が頑張ってくれていなかったら、今、パーソナルトレーナーとしての自分は存在しなかったかもしれません。
そのお陰で今では、パーソナルトレーナーして、しっかりと収入を得ることが出来ています!
生徒のドリームキラーになってはいけない!!
先ほどご紹介した事例は、今、スポーツトレーナーやパーソナルトレーナーを目指す若者が集まる場所では頻繁に起こっています。
これによって、ドリームキラー(夢を壊す人)になっている先生が少なくありません。
「学生のいうことを全て肯定してください!」とは言いません。
ダメなものはダメですし、甘い考えの学生には、『甘い!』と活を入れるべきだと思います。
ただ、時代の流れと共に現実が変わってきていることを知らずに、何年もアップデートされていない情報を真っ白な学生に植え付けるのはやめてほしいのです。
お忙しいのは分かりますが、アドバイスをする立場であるなら、せめてしっかりとした裏付けを持って、アドバイスをしていただきたいのです。
もちろん、専門学校などは就職率を上げるために、就職を勧めるという流れがあることも知っています。
ですが、これって、本当に生徒、スポーツトレーナーやパーソナルトレーナー業界にプラスになるのでしょうか?
教育の真の意味を考えれば、自ずと分かることではないかと思います。
全ての高校、大学、専門学校がそんなことをしているとは思っていませんし、頑張っている先生、職員の方々がいらっしゃることも理解しています。
ですが、現実として、学生たちや若手トレーナーから、
『スポーツトレーナーやパーソナルトレーナーは稼げない。。。』って言われました。。。
という声がなくなっていないのも事実です。
実際にここ数日でもその話を20代の若手トレーナーから聞きました。。。
この問題を解消するために
こうした問題を先生たちのせいだけにするつもりはありません。
この問題はスポーツトレーナーやパーソナルトレーナー業界全体の問題だと考えていますので、ぜひ、現役のパーソナルトレーナーの声を使ってください!
昨年も日本工学院八王子専門学校 スポーツカレッジで特別講義をさせて頂きました。
その時の様子はこちらをご覧ください!
現役のパーソナルトレーナーから実際に話しを聞くことで、学生にもリアルな生の声を知ることが出来ます。
そのうえで、本当にスポーツトレーナーやパーソナルトレーナーを目指すのか?
それを自分で判断する材料にしてもらえたらと考えています。
そうした若手トレーナー、学生向けの講演も承っていますので、一度ご相談ください!