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お金や給与の話を嫌う真面目なヨガやピラティスインストラクターに知って欲しいたった1つのこと

投稿日:2017年11月6日

株式会社ライフタイム・アスリートです。

 

先日、あるインストラクターさんと食事をさせて頂きました。

その際に、ヨガ・ピラティスインストラクターさんのお金の話になりました。

 

その中で、

 

『本当はとても苦しいけど、それを言えない人が多い。。。』

 

ということを聞きました。

 

その話を聞いて率直に感じた事を、以下のようにお話しました。

「え、じゃー、ビジネスの事を学んで、値段を上げるなどすればいいんじゃないですか?」と。

 

すると

『インストラクターにお金の話はNGです。みなさん情熱を持って、仕事に取り組まれているので。』

という回答が返ってきました。

 

ヨガ・ピラティスインストラクターだけでなく、パーソナルトレーナーや治療家、セラピストなど人の身体に関わる仕事をしている人の多くが情熱を持って、仕事に取り組んでいます。

そのように真面目に仕事に取り組まれている人の多くは、情熱を持って仕事をしているので、お金の話はNGだと思われています。

ですが、この風潮はおかしいと考えています。

 

なぜなら、あなたの収入はあなたの商品やサービスを利用した人の感謝の数で決まるからです!

 

仮にあなたの収入が低いとしたら、あなたが情熱を持って生み出した商品やサービスは多くの人に届いていない可能性が高いです。

それはあなたが商品やサービスに情熱を持っているかどうかとは関係ないのです。

 

それを『情熱を持っているから。。。』という理由で、目の前の現実から目を背けているインストラクターやパーソナルトレーナー、治療家、セラピストが非常に多いと感じています。

情熱を持って仕事をすることは重要ですが、それと同じくらい、提供した商品やサービスに対する対価を報酬としてしっかりもらうことは重要です!

 

本日は、お金や給与の話を嫌う真面目なヨガやピラティスインストラクターに知って欲しいたった1つのことついてお話させて頂きます。

お金=汚いもの?

今回のインストラクターさんのお話をお聞きして、日本人の多くが考えている

 

『お金=汚いもの』

 

と考えている傾向があります。

この根本原因は日本教育にも問題があると感じていますが、冒頭でもお話したようにお金に対する考え方に誤りがあると考えています。

 

ビジネスにおいて、報酬をもらうということは、あなたが提供したサービスの対価をもらうということです。

言い換えると提供したサービスの対価は、あなたの商品やサービスを利用した人の感謝の数です!

 

もともとお金というのは、等価交換が成り立たないところから生まれました。

これは有名な話ですが、AさんとBさんがいて、最初はお互いに物々交換していました。

 

Aさんが木の実をくれたので、Bさんは捕まえた動物の肉をあげた。

これがモノだけでなく、穴を掘る、家を建てるなどの行為に変化していきました。

やがて等価交換ができなくなってきたので、お金というものを作り、それを交換するようになったのです。

 

ここからも分かるように、お金の最初はお互いに何かを提供した感謝として、同じだけのものをお返ししていたのです。

 

それが硬貨や紙幣となり、文明の発達によって、いつの間にか

 

『お金を稼ぐ=汚い』

 

という感覚に変わっていってしまったのです。

 

お金は無くてもいいの?

この話をしても、まだ納得をしてくださらない場合もあるので、その際には、こんな質問をさせてもらいます。

 

「今の仕事、お金がもらえなくてもやりますか?」

 

この質問をすると、多くの人が言葉に詰まってしまいます。

言葉に詰まることが悪いと言っているのではなく、言葉に詰まるということは、お金は必要と考えているということです。

 

それなのに、インストラクターやトレーナー界に蔓延している『情熱』というキーワードで、その感情にフタをしている人が少なくありません。

 

もし、あなたが本当にお金が必要でなく、情熱だけで商品やサービスを提供されているのなら、ボランティアで今の活動をやられることをおすすめします。

少し厳しいことをお話しましたが、先ほどお話したようにボランティアで活動できるインストラクターやトレーナーは少なく、生活していくためにお金を必要としています。

その現実から、目を背けてはいけないのです。

 

お金はあなたの情熱が届いているかの1つの指標です。

これまでの話をそのインストラクターさんにお話したところ、

『みなさん、情熱を持っていますから』

と言われました。

 

情熱を持って、仕事に取り組むことは非常に重要で、仕事をするうえでなくてはならないものだと考えています。

ですが、もし、あなたの収入が少ないのなら、あなたの情熱はカラ回りしている可能性が高いです。

 

なぜなら、あなたの商品やサービスを利用した人の感謝の数であなたの収入が決まるからです。

つまり、あなたが活動をして得たお金は、あなたの情熱がどのくらい届いたかの指標の1つなのです。

情熱を持っていても、商品やサービスが必要な人に届かなければ、あなたが得る報酬は増えないのです。

これは情熱があるだけでは解決できないのです。

 

あなたの収入が低いということは、あなたが情熱を持って送り出した商品やサービスが必要な人に届いていないのが原因です。

そのため、あなたがすべきことは、あなたの商品やサービスを必要な人に届けることです。

 

報酬がどんどん下がっていきます。。。

あなたの商品やサービスを必要な人に届けるという話をさせて頂くと、『新規集客をする』と考える方が多いようですが、それだけではありません。

スタジオレッスンなどの報酬が下がっているという既存の仕事にもこれは言えることです。

 

インストラクター報酬は年々下がっている聞いています。

この報酬が下がっている理由は様々ですが、インストラクター側にも問題はあると考えています。

 

その1つが、

商品やサービスの価値を伝えていない。。。

 

ということです。

あなたが今まで学んできたものの価値を雇用側に正しく理解してもらう努力をする必要があります。

商品やサービスの価値を伝えることを怠れば、報酬が下がっていくのは当然です。

 

偉そうに言っていますが、パーソナルトレーナー業界も全く同じ状態でした。

それがRIZAPの出現によって、パーソナルトレーニング料金の平均単価は2倍以上になりました。

これは、価値が世の中の人に認知されたから起こった現象です。

パーソナルトレーナー業界はある意味ラッキーでしたが、インストラクター業界もこうなるべきだと考えています。

もちろん、インストラクター業界で、これを起こすのは簡単ではないと考えていますが、なにかしらのアクションがなければ、現実は変わりません。

 

情熱という言葉で、収入を得られない気持ちにフタをして、あなたの商品やサービスの価値を届けることをしなければ、今の現状を変えることは出来ません。

現状を変えるには、行動を起こすしか無いのです。

 

情熱を持って、仕事に取り組むことは素晴らしいことです。

その情熱が多くの人に届いているかどうかに目を向けることも非常に大切なことです。

あなたが情熱を持って作った商品やサービスが必要な人にしっかりと届いているのなら、あなたがお金で悩むことはないはずです。

 

もし、それが起こっていないなら、あなたが情熱を持って作った商品やサービスが必要な人に届く行動をこれから起こしてみませんか?

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